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兵庫県尼崎市のJR福知山線で快速電車が脱線した事故で、事故電車に乗り合わせながら負傷者の救助活動をせずに出勤した運転士2人及び事故を知りながらボウリング大会を主催していた某車掌区の区長ら計21人を戒告や訓告などの処分にした。

一連の不祥事は事故後次々と明らかになり、JR西日本は「人命軽視」との強い批判を浴びていた。同社は「結果の重大性を考慮し、通常より重い処分をした」と説明。事故に区切りをつけ、再出発を印象づける狙いとみられる。

同社によると、事故後問題になったボウリングやゴルフコンペなどは計17カ所で開かれ、計240人が参加した。処分は、中止させる責任があった管理職だけを対象にした。

事故約3時間後に開かれたボウリング大会を主催した某車掌区長は、今回の処分で最も重い戒告。1泊2日のゴルフ旅行を途中で中止しなかった某建築工事所長、事故当日から3日続けて懇親会を開いた某駅長、部下らから中止の進言を受けながらゴルフに参加した某総合運転所の所長ら計4人は訓告にした。

この事故で亡くなられた方のご冥福を心からお祈りいたします。