本展は、唐王朝へむかってトップスピードで突き進む時代の、ダイナミックな中国美術を集めた初の展覧会です。
6世紀後半に隋が中国を統一するまでの戦乱期。北の大地からは遊牧民が押し寄せ、はるか西からはオアシスの民ソグド人によって、珍奇な文物がもたらされました。インドからは仏教が伝来します。この時代、中国は各地の人と文化とで溢れかえりました。遣唐使が憧れた、華やかで国際色あふれる唐の文化は、前時代の多様な文化の交流なくしては誕生し得なかったのです。これまで語られることの少なかった唐王朝誕生までの軌跡。それが優れた美術品によって、初めて浮き彫りにされます。
〜九州国立博物館より〜
会 場:九州国立博物館(所在地:福岡県太宰府市石坂4−7−2)
期 間:平成18年1月1日(日)〜平成18年4月2日(日)
主 催:九州国立博物館・西日本新聞社・テレビ西日本
中華文物交流協会
観覧料:一 般/1300円(1100円)
高大生/1000円(800円)
小中生/600円(400円)
※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
問合せ:西日本新聞社事業局企画事業部「中国美の十字路」事務
電 話:092−711−5513