たばこメーカー フィリップモリス米オレゴン州最高裁は、2月2日、たばこの害を知りながら販売を続けたとして、たばこ大手フィリップモリスに対し、7950万ドル(日本円約94億円)の懲罰的賠償金を喫煙による肺がんで亡くなった遺族に支払うよう命じたそうだ。

※フィリップモリス (Philip Morris) は、世界最大のタバコメーカーで、アルトリアグループの中核部門。本社は米国バージニア州。代表的な銘柄に「マールボロ」(日本ではJT20054月末までライセンス生産)、「バージニア・スリム」などがある。 「マールボロ」はF1WRCなどのモータースポーツのスポンサーとして有名。

同州の最高裁は、「たばこが深刻な病気に繋がると知りながら、半世紀にわたり危険性に疑問の余地が残るとの誤った情報を流し続けた」と指摘、そうした同社の姿勢を言語道断と非難し同判決となったとのこと。

日本のたばこメーカーが販売するパッケージには、昨年から「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。」「未成年の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。」と書かれるようになった。

言葉の解釈とは大変難しいものだが、普通、購入者の自由意思によって購入したようにも思うが、この点、販売者側の説明不足と云うか誘導的なものがあったとみなされるのだろうか。たばこに課税している国家は、利益を得たことになるのであれば問題にならないのだろうか。

日本たばこ(JT)は、「マールボロ」の販売をフィリップモリスに返還した。同社は、たばこ事業より徐々に撤退し医療業界への進出と取り組みを進めていると、知人のJT職員が早期退職者制度を利用して退職する中話してくれた。

又、WHOの圧力から、たばこの購入には、各販売店での年齢確認のみならず自動販売機にも読み取り式の身分証を照会しなければ購入できないシステム・機材の設置が義務付けられることが予想されるそうだ。

そう、世界は禁煙モードである。

調査員はたばこを嗜む者が多い。当社の大崎・田中・藤原も愛煙家と言っていいだろう。相談員の女性らは煙たがっているが・・・。(すみません。)とくにハードボイルド系調査員を目指す大崎は、たばこの吸い方一つにもこだわりがあるかのようだ。

調査の際は禁煙となっている。なぜならたばこの火は遠距離からでも視認できる程目立つからで、夜間の調査ともなればもってのほかである。

一言言ってみた。「禁煙にするかな・・・。」

「えぇーっ!」(調査員一同)

そう、世界は禁煙モードである・・・。

 

福岡の探偵興信所 帝国法務調査室