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トヨタ自動車は5日、飲酒運転による悲惨な事故が相次いでいることを受け、一般のドライバーを対象に飲酒運転を疑似体験できる講習会を11日から開催する、と発表したそうだ。このような講習会は業界を通じて初の試みという。

自動車メーカー各社はすでに、飲酒を検知するとエンジンがかからなくなる車の開発に乗り出すなどハード面から飲酒運転撲滅に乗り出しているが、今後は、ハード面での取り組みに加え、トヨタのようなドライバーの意識改革を促すソフト面での活動も広がっていきそうだ。

講習会は、一般ドライバー向け安全運転講習会を開いている富士スピードウェイ内の「トヨタ交通安全センター モビリタ」(静岡県小山町)で開催し、従来の講習プログラムの中に、新たに「飲酒運転疑似体験」カリキュラムを設けるとのこと。

参加者は酒酔い状態を再現するゴーグルを着用し、実際のコースで自動車を運転。飲酒運転の怖さを実感してもらうそうで、ゴーグルには特殊な偏光レンズを使用し、距離感がずれたり、視野が狭くなったりして「限りなく飲酒運転に近い状態になる」そうだ。

モビリタで行われている講習会への参加料は一般向けが半日で8400円。同カリキュラムを追加設定しても料金は同じ。レース開催日を除くほぼ毎週土、日曜日に実施の予定。

飲酒運転撲滅に向け日産自動車が、長い暗証番号を打ち込んだり、アルコール検知器に息を吹きかけなければ作動しないシステムの開発へ向け検討を開始。トヨタは走行時に挙動が乱れると、運転できなくなる装置を検討しており、各メーカーが対策へ動き始めている。