平成21年1月16日、県内で九つ(約60人)のヤミ金を率いるグループが逮捕された。

福岡のヤミ金事件▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 福岡県警は16日、福岡市福岡市のヤミ金グループ11人を出資法違反、組織犯罪処罰法違反容疑などで摘発したと発表した。
 県警によると、首謀者は県内で九つのヤミ金グループ(約60人)を率い、昨年5月までの約1年半の間に、約1万人に約13億円を貸し付けていたという。
振り込ませた違法利息は少なくとも39都府県の約2900人から約1億円に上るとみている。
 発表によると、被告らは2007年秋、福岡県前原市内の50歳代の自営業男性に法定利息の約28倍で4万円を貸し付け、約5万円の違法利息を受け取るなどした疑いで逮捕、起訴された。
 県警と福岡地の保全命令の請求に対し、福岡地裁は約1億円を犯罪収益と認定。グループが使っていた他人名義の口座に残っていた約170万円と、同容疑者らの現金や株券など約9340万円分の財産を没収する保全命令を出している。
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悪質な闇金被害を受け困り果てた方より、「この会社はヤミ金ですか?」「どうしたらいいですか?」などとご相談を頂く例が多々あり、恐れずに正しく立ち向かうようお話し、適切な対処のご相談先をご紹介することが時折ある。

他人名義の口座に残っていた約170万円と、同容疑者らの現金や株券など約9340万円分の財産とあるが、表面上確認されたマネー・ローンダリング(資金洗浄)後の資産でこれだけあるわけであるから、実際の違法利得の金額は多大なものであったであろう。

タウンページなどに広告を載せて客を募り、審査名目で債務額や家族構成などを聞き出し、各グループのメンバーが融資話を持ち掛けていたと言われており、悪質なやり口から想像するに相談者は随分と精神的に追い込まれたに違いない。

住む家や、飯を食うにも困るやも知れぬと感じさせる不穏な時代、判断を誤らぬよう自身の行動を鑑み、責任ある対応と行動をもってつつましく乗り切って参りましょう。