残念な事件であった。
先頃、熊本県の老舗「美少年酒造」(本社:熊本県下益城郡城南町)が取引先から裏金を受け取っていた云々が報道され、「お、またあの美少年か・・・?」と思ったことだった。
今から十年ばかり前、かつての同僚とともにその名も「美少年」という立ち呑み屋に仕事帰りにちょくちょく立ち寄っては微醺を帯びていた。当時、福岡市内のJR博多駅構内にあるその店が、どこぞの「美少年酒造」の直営店だと言うことを耳にした覚えがあったので、汚染米がらみで美少年酒造の名を耳にする度に「あ、あれね」と少しばかり懐かしかった。ウィキペディアによれば美少年酒造は清酒も焼酎も醸造しているらしいが、私自身はその当時いったい何を呑んでいたのか・・・。実際、「美少年」の味そのものは正直なところよく覚えていない。たぶん「二階堂」とか「雲海」とか、他所の(安い)銘柄ばかり呑んでいたような気がする(ちなみに「たこわさ(蛸山葵)」と「揚げシューマイ」がその当時の好物であった)。だいたいがその店自体、立ち呑みと言うこともあって飲み代はいたって安く、言っちゃ悪いが店の中もお世辞にも小綺麗とは言えないような、しかし居心地の良い店であった。まさしく仕事帰りの労働者・サラリーマンの為の止まり木とでもいうべき小店で、それだけに今回の事件は他人事ながら残念というほかない。
先だって所用で博多駅を通ったときに、まだやってるだろうかとふと思ったが、先を急いでいたのでよく確かめられなかった(無くなっているようにも見えた)。試しにいまインターネットで調べてみたら、4年前の時点では博多駅構内にどうやら2店舗があったらしい(美少年本店と美少年デイトス店。ちなみに私が通っていたのは本店)。ちょっと古い(2005年の記事)がお店の紹介記事のアドレスを記しておく。http://cbsan.nobody.jp/bisyounen.html
汚染米だか裏金だか知らないが、米にも酒にも罪はない。要は人間。仮に米屋・酒屋の社長サンあたりが小金を自分の懐に入れていたことが確かなことだとしても、それによって従業員や愛飲家が当の社長サンの悪事の煽りを食らって路頭に迷うようなことがあってはたまらんよなあ、とかつての居酒屋「美少年」のファンは思うのであった。というわけで今後の美少年酒造の復活に期待したい。
近々応援がてら博多駅の美少年に足を運んでみるか。
(追記)
複数の支援企業が美少年酒造の支援を決定したとのこと。頑張れ、美少年。