まずは、本人の学生時代の友人や、以前のアルバイト先の関係者に取材を実施した。
 
本人の学生時代の友人については、本人についても最近の例に漏れず、昔は友人関係の手掛かりとして使われた年賀状をやり取りする事無くメールで済ませているため、交友関係がハッキリとしない。
手帳類に、「プリクラ」がたくさん貼られた物以外は認められないため、まずは名と顔写真の一致を確認した。
 
前のアルバイト先は、天神にある派遣会社であったが、現在、本人が派遣を受けている可能性を鑑みて、アポ無しで直接窺う事とした。
 
訪問し事情を説明の上、伸子さんの事を尋ねる。
 
勿論、身分は伏せて尋ねた。
 
事前の連絡無しに訪問した事を謝意を示し本題に入った。
調査員:「本人が、仕事を探すために12月1日以降(失踪日である)、連絡してきたことはありませんか?」
担当者:「記録を確認しましたが、一度連絡があっています。しかしどちらへも派遣しておりません。」
調査員:「仲良くしていた友人が一緒に勤めていたりと云う事はありませんか?」
担当者:「ありませんね。」
云々といった調子で本人が職を求めている状況、簡単に依頼人宅へ戻る気が無い事は分かった。
となれば定住先が必要となるはずだが、選択される寝泊り先は、友人宅、職場の寮の2つに絞られる。
簡単に入寮できる職場として安易に風俗などに就職している若年女性も多い。同点、大変懸念された。

パソコン解析我々は、本人が実家に残して出たノートパソコンの解析を急務であると技術担当にまわした。
また、本人が所有する携帯電話の通話情報を取得するよう、本人家族となる依頼人に適法な取得方法を教え示し、答えを待つ事となった。